ある家で実際に行った通夜、葬儀、其れに納骨などの事例

ある家の通夜、葬式の実際の例 

実父が病気療養も及ばず先般亡くなり、その後は葬儀場で通夜や葬式、そして田舎で無事納骨も済ませました。 
その時の我が家の一貫した故人の弔い方について一例として記載したいと思います。

現在は関東圏の郊外に住んでいますが、父が亡くなったのは享年80歳以上でした。
父は自宅療養しておりましたが病が急変し慌てて救急車で運ばれました。 
其の時は既に息を引き取っていたらしく、結果として病院で死亡が確認されると遺体は一端警察の方へ引き取られ検死されました。 

その後、遺体は一旦自宅へ戻り、家族や近い身内、親戚で仮通夜という形で最後のお別れを行い、そして翌日からは慌しい日を迎えました。 
先ず、役所において死亡届を提出、火葬場の日日の状況確認や火葬日の取決め、それにより通夜、本葬の確定等々でやることが沢山ありました。

そして、当然ながら弔いは仏式で行ないますので僧侶、坊さんが必要になってきます。
この時の身内、親戚の話し合いでは、お墓は田舎の菩提寺にありますので田舎のお寺の坊さんを呼ぶか、ハタマタ葬儀屋の紹介で地元の同じ宗派の僧侶を呼ぶか、大いに揉めてしまいました。

結果は、仮戒名で地元の同じ宗派(当方は臨済宗の関西の妙心寺派)の坊さんを呼んでもらうことになりました。 
決まってからは、亡くなってから直ちに地元の僧侶を呼んで葬儀場で本通夜、そして葬式、告別式を無事済ませました。 
然しながら、遺骨は未だ納骨されないで自宅に仮祭壇として保管されておりました。 

近くにお寺が無い場合の葬式と檀家寺について

しかし、我が家にとっては、此れは飽くまでも仮の葬儀でありまして、この時は、法名である戒名も未だ決まってないし、勿論、菩提寺は別の場所に有るので納骨も済んでいません。 
つまり、父の実家でもあり育った田舎のお寺の墓地へ、最後の納骨しなければなりません。

実は田舎は東日本の田舎のほうでした。 従って、関東圏からですと一旦東京へ出て、それから東北高速道のICで降ります。 
鉄道ですと上野から東北新幹線の駅になります。

こちらの田舎の檀家寺において、僧侶による正式の戒名を戴き此処にて事実上の本葬式ということになるのです。 
勿論、葬式のあとは先祖代々が眠る墓地にて納骨、埋葬をおこない、併せて初七日と一周忌の式も行い、加えて葬式の後の「精進払い」なども行い、結果的に死亡してから、既に半年ほど経過してしまったのです。

一般に庶民が墓地やお墓を持つ場合は特定のお寺さんが多いようですが、このお寺の事を菩提寺といったり檀家寺とも言っております。 
故人の遺骨を納めるにはこれ等の寺院になりますが、即ち、寺院が管理するお墓へ納骨、埋葬することが多く、代々お世話になっている寺院があるという方も多いようです。

この様に、代々に渡って供養や法要をしてもらっているお寺のことを菩提寺といい、その菩提寺と関わりのある人、或いは墓地などを所有している人たちのことを檀家(だんか)と呼び、檀家から言わせると檀家寺になるわけです。 
檀家はお寺の墓地を利用し、なにごとかの法事があった場合は葬式や法要をしてもらえる権利を持っています。

一般的な通夜と本葬、告別式のながれ

さて、次に一般的なことになりますが、近年の高齢化や人口減少というような国内の社会現象によるためでしょうか、「終活」などが盛んに取り上げられていいるようです。 
やはり高齢化によって人間の死というものについて、近年では特に身近に感じているようです。

そして、死亡の際には、故人や残された遺族たちへの厳かに別れの儀式や催し事が行なわれますが、これが一般には「葬儀」といわれております。 
葬儀においては、一般には通夜と葬式や告別式のことを称しているようで、故人との亡骸を夜通し共に過ごしますが此れを一般には通夜といわれています。 

この通夜というのは仮通夜と本通夜があり、仮通夜は現在では夜通し柩を守るためのもので、此れは極く近親者に限られるようです。 
通夜はこの様に仮通夜と本通夜があるようですが、近年では一般に本通夜は夜に行われるので通夜と称していますし次の日の本葬式に準じて行なわれます。 

この時の本通夜というのは葬議場で行われるのが普通で、近親者は故人の遺体を葬儀場へ運びいれ、其処の係員によって棺の飾る付けが行なわれた後になって、僧侶を招き入れ、お経が始まる頃には会葬者が大勢参ります。 
さて、概ね次の日に行われるのが本葬式といったり、告別式と言ったりもしますが、本葬と告別式は別な意味合いで「お別れの会」という名目の場合もあります。 
この場合は近親者と言うより個別の団体などが主催して行われるケースが多いようです。

本葬、又は告別式のこの時には、故人が親しかった全ての縁者である親類、知人、友人、遠方、周辺を問わず、又、会社や仕事の関係者も最後のお別れに参列します。 
この時も式次第によって、坊さんのお経や会葬者の焼香が続きます。 
時間的には午前中に行われるのが普通です。

その後で、喪主が代表して会葬者に挨拶などして、棺は火葬場へと運ばれ最後のお別れをして荼毘(だび)、つまり遺体を火葬にふされます。
この時には、今では一般の会葬者達は火葬場までは同行しないようで、極親しい参列者以外は此処で散会するようです。