
【今更聞きにくい】今日亡くなったら、いつ葬式するのか?
通夜や告別式に相応しくない、六曜とは?
身内が突然亡くなってしまうと、後に残された親族は途方に暮れてしまいます。
故人との思い出を数えるいとまも無いまま、通夜やお葬式の準備を進めなくてはならなくなり、気ぜわしい日々が続きます。
今日亡くなったら、お葬式はいつおこなうのでしょうか。
◇お葬式の日取りはどのように決まるの?
前もって準備をおこなえるのが結婚式。
それに対して、前もって充分な準備をしにくいのが通夜やお葬式などの喪の席です。
一般的にお葬式の日取りは、葬儀会社や檀家になっているお寺と相談して決めていきます。
互助会などがある田舎の場合は、地域の長と一緒に式の日程を決めるケースもあります。
その地域によってしきたりはおのおの変わってくるため、まずは自分のお住まいのエリアに近い人に相談してみることが大切です。
◇避けた方が良い日取りはあるの?
結婚式では吉日とされる大安を選んで、とりおこなわれます。
反対に良くない日とされる仏滅の日に、結婚式がおこなわれることはありません。
これと同様に、お葬式にも中国の六曜と呼ばれる暦が関連してきます。
六曜を無視してとりおこなうことは、今の日本ではあまり見られないため、きちんと従っておくことが大切です。
具体的には友引の日には、通夜や告別式はおこなわれないことになっています。
友引には友をあの世に引いていくという意味合いがあるため、喪の席においては相応しくない日取りになっています。
仏滅の日については、宗派によってとらえ方が異なるものの、それほど気にせずに通夜や告別式をあてる人が多いようです。
気になる場合は葬儀会社やお寺に尋ねてみましょう。
お葬式のスタイルによって、最適な日取りも変わる
今日亡くなると明日や明後日すぐに葬儀をおこなわなければならないかというと、一概にそのようなことはいえません。
六曜の日取りが悪かったりすると、いくら明日告別式をおこないたくてもおこなえない時が出てくるからです。
◇参列者の人数を想定しよう
葬儀をいつにするか決めるときに重要なポイントは、参列する方の人数です。
大きな会社の社長さんが亡くなった場合、当然参列する人の人数は一般の葬儀と比べてスケールが大きくなります。
反対にごく近しい親戚しかいない、高齢の女性が亡くなった場合には、参列する方の人数は控えめになります。
参加者の人数がおおよそこのくらいと算段できたら、通夜や告別式をおこなう会場を選びます。
会場の種類によっては葬儀会社の提携しているイベントスペースを借りておこなう場合もあります。
周囲の方や葬儀会社のスタッフの方と相談して、事前によく擦り合わせをおこなっておくことが大切です。
◇家族葬と一般葬で異なるスタイル
お葬式には近しい身内だけでおこなう家族葬と、知人や友人・近所の方を呼んで広くおこなう一般葬などがあります。
どちらのスタイルを選ぶかによっても、日程は大きく変わってきます。
身内だけを呼ぶ家族葬の場合には、ごく近しい人たちの間でスケジュールの調整をおこなうことができます。
一方で多くの人が参列する一般葬では、参列する方の意向をくみ取りながら日程を選ぶ必要があります。
会社関係の人が多く参列する場合は、平日よりも土日に葬儀をおこなった方が参列しやすいメリットもあります。
まだまだ知っておきたい、葬儀のポイントとは?
元気だった故人が急にあの世に逝ってしまうと、動き出す勇気を見失ってしまうこともあります。
これ以外にも葬儀において、押さえておきたいポイントはあるのでしょうか。
◇火葬場の予約をしておく
一般的な葬儀の流れとして、通夜をおこなった翌日に告別式、そのあと火葬場に行く流れになります。
最近では告別式の前に、身内だけで火葬場に行きお骨の状態で告別式をおこなうケースも増えています。
いつ火葬をおこなうかは、火葬場の空き状況によっても変わってきます。
葬儀が決まったら、火葬場の予約もあわせておこなっておきましょう。
火葬場の予約は、葬儀会社を通してもおこなうことができます。
◇喪服を用意しておく
通夜や葬儀のスケジュールばかりを追っていると、肝心の自分の喪服を準備できないこともあります。
デパートや洋服店に自分の足で行ければ良いのですが、故人が亡くなった後のタイミングはバタバタ落ち着かないため、思うように動けないこともあります。
最近ではネット通販の形で、インターネットひとつで喪服が借りられるサービスも増えてきています。
急な葬儀にあわせて宅急便で喪服一式を送ってくれるため、事前に準備のない方でも安心してセレモニーに参列することができます。
ネット通販の企業によっては、数珠・着物にあわせる喪服用の下駄・帯・バッグなどの小物もレンタルしてくれるところもあります。
亡くなった故人の最後をキレイに飾るためにも、こうした小物は不備のないように取り揃えておきましょう。
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